音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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AK HC2レンタル着弾

少し前からドングル型DACの動向が気になっておりました。とは言え手元に音楽再生装置は色々とあるので優先順位は低かったのです。

今回、フジヤエービックでの機材レンタルを試してみたかったことと、AK HC2がレンタル対象品としてあったので手元に取り寄せてみることに。昨日着弾しました。

色々な音源でその出音をチェックしていったのですが、AKならではの解像度カリッカリお化けな音はこの小ぶりなDACでも健在。SE100を使っていた時の出音の記憶が完全によみがえりました。

特に好印象だったのは古い録音やフォーカスの甘めな録音音源を再生した際の音。しっかりと音が定まり、録音されている音の一つ一つにフォーカスを当てて浮き上がらせる音作りとなっておりました。

逆に厳しいと思わせたのは最新打ち込み系音楽。細かな音が詰め込まれた音源ですね。これはピーキー。自分の耳にはキツく、レンジも狭まったような錯覚を覚えました。解像度の高さが裏目に出てしまったのですよね。

以上がイヤホンでの大まかなインプレッション。

ヘッドホンでもテストしないとねと言うことで、フジヤエービックのサイトでも紹介されていたAK HC2とT3-01とのコンビネーションでリスニング。

これが相当な好印象。AK HC2が突如としてオールラウンダーに化けました。イヤホンではキツかった打ち込みエナジー系サウンドは、一転して解析的に聴ける音に。どこでどの音が鳴っているかしっかりと把握できます。それでいながらリスニング用途としての楽しみ方も出来る。

DACであると同時にリスニング出口の音を強力にコントロールしてしまう存在とでも言えましょうか。イヤホンはAK HC2に負けて、ヘッドホンでは両者の良さがうまくブレントされる。確かにそれこそがAKと言う存在だったとも思い出せたのです。

スマホからの給電なので、バッテリーの減り具合も気になっていたのですが、画面をつけっぱなしで96/24のハイレゾアルバム1枚を聴いておおよそ10%弱減る程度。これなら実用に耐えます。画面を消していればもっとバッテリーの減りは少ないはず。

さて、イヤホンリスニングにおいては前述の理由から購入を見送りつつあったのですが、ヘッドホンリスニングにした途端にぐっと購入欲が高まってきました。自分の中でのせめぎ合いが始まりましたよ。

レンタル期間は1週間。じっくりと堪能させて頂いた上でジャッジしたいと思います。

AK HC2
接続作例的な
T3-01との接続にかなり好印象