真夜中にふととち狂って聴く。この超大作を2枚一気に聴く。私の記憶が定かであるならば、このアルバムをフルに聴くことは初めてで、ましてや2枚も通して聴くなどと言う暴挙を(以下略。
リリースは1991年の話なので私が高校生の時分。帰国子女の多い高校だったこともあってか、そりゃぁ、もう、大流行でしたね。
しかし、当時洋楽にはほぼほぼ興味を示さなかった私は、このアルバムの存在だけを認識し、手に取ることは全くなかったのです。
今になって聴いてみると、とにかく何から何まで格好よい。歌詞を見ると少々アレですが、音だけに耳を傾けると、本当に現代ハードロックの粋。いや、もしかすると礎なのかもしれないとまで思えるほど。2022年リマスタの効果もあるのかもしれません。骨太でストレートなロックンロール。スピード感ほとばしるロックからバラードまで、とにかく何から何まで格好よい。
特にね、ギターがね、もうね、格好よい。リズムギターもリードギターも格好良い。
そこで自分の中にある子どもの音楽心がうずいて叫ぶのですよ「やべぇ、格好よい」と。あと数ヶ月で50になろうと言う身になってから、ようやく気がつくこの格好よさ。もうさっきから同じ単語を繰り返しているだけですが、格好よい。何十回だって繰り返しますよ。格好よい。
格好よい
ああ格好よい
格好よい
音楽との巡り合わせに年齢は関係ないと今になってこそ思えるようにはなりましたが、それでもやはり、もっともっとアンテナの感度が鋭かった頃に、この格好よさに気がついていれば、新鮮な言葉を紡げるものなのでしょうけれどもね。
それにしてもなぜ今になってガンズなんだ、自分。