そして突然、櫻井敦司の訃報が入る。訃報なんてものは本当に突然で唐突だ。
呆然としてしまった。
最近になって、ようやくこのバンドの格好よさ、そして何よりも櫻井敦司の50半ばを過ぎているとは思えない妖艶さに戦慄いていたというのに。
WOWOWで一挙放送されていたライヴアーカイヴを観ては、ため息をついていた最中でもあったのに。
CDだってまとめて借りて聴き始めていたのに。
なんてことだろう。
でも、呆然とし続けていても始まらない。
レクイエム的なサウンドから始まるこのDisc4を。櫻井敦司のゴシックな美しさが詰まったこのDisc4を聴いて…。
ご冥福をお祈りいたします。