音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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VOCALIST VINTAGE / 徳永英明 (2012)

『VOCALIST』シリーズもこれで5作目。今回は昭和歌謡に果敢に挑んでいるのだけれども、いかんせん暗いよ。恨み辛みがこれでもかと言うくらいに漂ってくる。それは徳永英明のボーカルをもってしても浄化しきれず、結局は作家陣の一人勝ちということになるというか。アク抜き程度は出来ているのだけれども、根っこの固さはいかんともしきれなかったとでもいいますか。少なくともこれまでの『VOCALIST』シリーズとは見方を変えて向き合わないと疲れること必定の一枚。