音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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VOCALIST4 / 徳永英明 (2010)

引き続きヘッドホンリスニング。これだけ音が間引かれてシンプルなシリーズ物なのに、ハイレゾの効果が全然なかったことに意外性を改めて感じる次第。やはり近年の作品のハイレゾ化というのは(消費者にとって)リスクの大きなものであることよ、と思ったり思わなかったり。

まぁ、ハイレゾ云々はともかくとして、「歌を聴かせる」という点では非常に良心的なアレンジが施された楽曲たちが並ぶ名カバー集。これを超えるカバープロジェクトはもうそうそう出て来ないだろうな、などと思うのでありますよ。徳永英明の歩んだ道にはぺんぺん草も生えなかった、的な。

それでもカバーアルバムという物は出続けるだろうし、それは僕の好物として消費されていくのだろうけれども、ただ、徳永英明の「VOCALIST」シリーズだけは消費されることなく、(特に)入眠剤として愛用され続けて行くのだろうな、などと思いつつ。