購入後少しばかり聴いた後はほとんど放置状態になっていたアルバムだけれども、CDラックをサーチしたら目に飛び込んできたので再生。
あれ?これいいじゃない。こんなにドライブ感のある作品という印象はなかった。地味だと思っていたのだけれどもな。この前のアルバムの印象に引きずられていたか。これはこれでトリオのグルーヴがあって心地よい。全体的にトルクを保ちながら疾走する感覚。尺が5分の曲が「あれ?短くない?」と思えるくらいの時間の超越感。
やはり音源はいつ、どういう時間に、どういう心境で聴くかによって大きく印象が左右されるな。このアルバムはたまたま休日のアルコールが入った時間帯にフィットしたということだ。自分のマインドと音楽との関係性は日々移り変わっていく。音源とは自分の中にある短いサイクルの流行とのつき合いの中でじんわりと関係を持つか否かという存在であるのかもしれない。