音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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TUTELA!! / LAGITAGIDA (2013)

以前ミニアルバムを試聴した際には「あぁ、やかましいインストロックだなぁ」で何の行動もせず済ませていたものを、今回の新譜からの試聴楽曲を聴いたときに一気にガツンと来た。「なに、この理路整然とした殺人者は!」的な。

で、今、殺人者の餌食になってみた。これ、一発で理解するのは無理だわ。ものすごく面白い物を前にしているのは事実なのだけれども、虚なのか実なのかの判別がつかない。ひたすらにフェイクと言ってしまえばそれはそれで正解かもしれないし、確信犯と言ってしまえばそれも正解かもしれない。

取りあえず言えるのは「日本人的なシリアルキラーの犯行現場を遠巻きに見たいのであれば、一度手に取ってみてもいいかもしれない」と言うこと。これは結構化けそうなアルバムだな。一発目のインパクトで何かを語ろうとするのはもったいない。とりあえずは経過観察をしてみる。退屈なアルバムになるか、刺激的なアルバムになるか。