朝から聴く音楽ではないのに、どうしても逆らえずに再生。
怒りから始まり諦念に至る、非常に感情の起伏が激しい一枚。時折静謐さまで見せながらも、根底にあるのはブッチャーズにしか出来ない、他に形容のしようのないロック。ブッチャーズのロックはどのロックにも当てはまらない、唯一無二のそれだ。
先日、トリビュート盤を聴いたおかげで、少しは吉村秀樹の死と向き合えるようになってきたのかもしれない。かつて自分がまったくもって駄目だったときに、このアルバムで救われた回数は数知れず。そして今月もまた終わりに向かうにつれ、駄目になって行くのだろうと予感させられるからこそ、月明け週明けの月曜日の朝からこれを再生させたのだろう。いや、まだまだ負けないよ。