音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

「First Love / 宇多田ヒカル」ハイレゾ音源入口の巻

月曜日の朝は比較的寝覚めがよい。早起きするか寝坊するかは別として。今日は早起きの日。いつものように身支度を整え、音楽を流し、食事前のまったりとした時間を過ごしていたら…。

忘れていた。

今日は宇多田ヒカル『First Love』のハイレゾ配信解禁日じゃないか。1セット4,000円という強気な価格設定で、買うか買うまいか悩みに悩んだ挙句、しばし保留を決めた作品。せめて解禁されたページだけでも見ておこうと、まずはe-onkyo。うん、間違いなく4,000円だね。ディスカウントなし。がっちがちの定価。

次にmora。うん、4,000円…うん?あれ?こちらはバラで買えるじゃないか!

ということで、まだ朝の時間に余裕があることを確認して、速攻で「Automatic」をダウンロード。そもそもこのアルバムは、宇多田ヒカル作品の中でもそれほど好みなアルバムではないので、楽曲ごとに買えるということはありがたい。

さて、比較比較。まずはCDから再生。1コーラスを聞く。うんうん。いつもの「Automatic」だね。

次にハイレゾ版を聞く。一発でわかるのは音圧の低さ。これはダイナミックレンジに余裕を持たせている証拠。マイケルのアルバムも同傾向だった。ボリュームを上げて、先ほどのCD並みの音量にする。

おお。全体的な音の輪郭はそう変わってはいないけれども、なによりも宇多田ヒカルの声が生々しい。ボーカル物はなぜかハイレゾになると声がリアルになる。もちろん今作はハイレゾ化にあたって、リマスタリングされているので、音のバランスを整えた結果ボーカルに艶が出たともいえるのだけれども。SEも気持ちよく定位して耳に飛び込んでくる。

と、ここで時間が来てしまったので、それ以外の要素をじっくりと聞くことは出来なかった。詳しく聴くのは夜に持ち越すことにしようと。残り「Movin' on without you」「time will tell」「First Love」をダウンロードすれば、あとはそれほど用はない。moraさん、いい仕事をしてくれた。1曲400円でも確かに高いが、ハイレゾを学習するための道具という意味合いと、4曲入りのミニアルバムということで考えれば安いものだ。

これをきっかけにして過去の邦楽ポップスのハイレゾ化に弾みがつくと嬉しいのだけれどもな。価格設定だけはどうにかして欲しいの心。過去の音源なのだから、ある程度の減価償却は出来ているでしょ?とつい文句を口にしてしまう。それでも魅力的なコンテンツが出てきたら、それはそれでまた悩むことになるのだろうけれども。