1日待たされてようやくのリリース、このドキドキ感も、パッケージメディアとは異なった緊張感に繋がると言いますか。
さておき、音源。オリジナルは11.2MHzのDSD音源だけれども、さすがにそれを再生させる環境は持っていないので、PCMの88.2/24版にて購入。スピーカーで最初聴き始めたときには「ん?音がダマじゃないか!」と一瞬後悔しかけたけれども、「待てよ?」とヘッドホンで再生してみたら、ビンゴ。スピーカーの再生能力がライブの荒々しさに追いつけなかっただけの結果なのね。それはそれで残念ではあるけれども、環境を選べばしっかりと「今のPolarisが展開しているライブ」をとことん堪能することが出来た。Polarisファンということを抜きにしないで(しないんだよ…)、いいライブ音源です。もっと綺麗にミックスすることは可能だろうけれども、あくまでもPolarisライブのアグレッシブさにフォーカスを当てて一まとめにしました、という印象。
しかし、テクノロジーの進化が、音楽のパッケージにおいてここまで「欲しかったもの」に近づけるのだな。ハイレゾはもしかしたら時代の徒花に成り下がる可能性もあるけれども、少なくとも僕にとっては「音楽をとことん楽しませてくれた」「音楽を高音質でパッケージすることの是非を考えさせてくれた」存在として、有為な存在でありましたことよ。
…まるでハイレゾが終わったかのような表現だが。