1日1枚Stevie Ray Vaughan。3枚目。『IN STEP』(1989/2013)。ファーストトラックが「Rock'n'Roll」とでも称されそうな楽曲で始まることに度肝を抜かれると、あとはもう勢いのままに突っ走っていく。そして最後の最後でじっくりと聴かせるという構図。その構図も初めてのものであれば、バンドのアンサンブルも重くなっているという事実もまた興味深いものがある。解説によると本作でグラミーを取ったらしいけれども、基本的にはどのアルバムでグラミーを取ってもおかしくない出来なので、さもありなんといった印象。冷静に書いておりますが、やはりイカしておりました。
IN STEP / Stevie Ray Vaughan and Double Trouble (1989/2013 CD-DA)