またしても自分のアンテナが低かったことを悔やむ1枚。女性ジャズシンガーによる邦楽カバー集。
何か強力な個性を持った声質というほどではないのだけれども、アレンジに対して素直に歌っている様が、チョイスされた楽曲のメロディの良さを引き出すことに成功している。楽器隊も名うてのミュージシャンで固め、それでいてボーカルを潰していないことにも好感が持てる。ヘッドホンで聴くと、ハイレゾとしても優秀な部類の録音であることがわかる。
このようなアルバムを今まで知らないでいたとは。最新作が来週リリースされるということで、初めて知ったアーティストなのだけれども、いや、本当に、うっかり迂闊でした。ひょんなことから知ることが出来てラッキーだったと思いましょう。