このところ、とみに低くなったな、筆圧。
気力が持たないのか、その気力を奮い立たせる何かに出逢わずにいるのか。
舞城王太郎が乗り移ったかのごとく、ガシガシと何かを書いていた時期はもう過去のものなのだなと思ってもみたり。
そこが自分が表現者になれなかった所以かな。
筆圧が高くなくとも何かを書くことは出来るけれども(現にこうしてね)、あの情熱とも熱情とも言える塊のような日々は遙か彼方、昔の話なのかなと。
一つ希望が持てることがあるとしたら、それは、今はクラシックに傾倒して、それに対して何かのエネルギーや知力やら知識のようなものを溜めている時期に入っているのではないかと。自分の中で何かしらのコンストラクションが働いている気はそれとなくしているのです。
それはパズルのようなものかもしれず、今はそのピースを組み上げている最中なのではないかともね。あくまでも自分に対する希望に過ぎませんが。
クラシックを表現することに対しては、まだまだ言葉を覚える手前の喃語を発している段階であると言う自覚でいるのだけれども、いつかブレイクスルーが来てくれることで、何かまた新しい世界が開けるのではないかと淡い期待を持っているのです。