表題の件、サブタイトルは「そうだ、21世紀だったんだ」で。
NODE 2iとBluOSとの組み合わせは、今現在が、その昔思い描いていた近未来であることを、自分に強く実感させてくれた。
結論から先に書くと、これによって、自分の手持ちデータ音源、MP3エンコードをしていた時代からの、のべ11万曲の音源と、Amazon Music HD、そしてSpotifyの音源が、同一プラットフォーム上で一元管理できるようになった。
もともと先述の組み合わせは、ライブラリと称される自ネットワーク上の音源と、サブスクリプション上の音源とを、擬似的に、シームレスに管理することを可能としてくれる。
そしてこれまで自分は、オーディオ用NAS内の音源のみをライブラリに設定して運用していた。
そこに音源の母艦である、デスクトップPC内HDDを加えることによって、かつて子ども時分の自分が夢見ていた「自宅にいながらにして、いつでも、自分が聴きたい楽曲を、全て聴ける」環境が、あっさりと整ってしまったのだ。
本当にあっさりと環境が構築されてしまったので、その事実に対する興奮もどこか醒めたような感覚で迎えたのだが、実際に楽曲やアーティストを検索すると出てくる「忘れていた楽曲」や「今聴きたい楽曲」などが、間違いなく、確実に手元のタブレット上に現れ、そしてオーディオシステムから再生されてくるこの非現実的な現実が、今が21世紀であったことをじわりと思い出させる。
子どもの頃の漠然とした夢が叶うなど、そうなかなかないものだと思っていたのだが、目の前に、まるでカラオケのデンモクであるかのように楽曲が現れてくる事実は、夢が叶うことのあまりものあっけなさに、意外と拍子抜けしてしまうものなのだな、とも思わされてみたり。
まだ長生きと呼べるほど生きてはいない人生ではあるけれども、それでも今の実感を表現するのにふさわしいセリフはこうではないかと。
「長生きしていてよかった」と。
自ライブラリが大きければ大きいほど、音楽愛が高ければ高いほど、その威力を強力に発揮してくれるNODE 2iとBluOSの組み合わせ。強くレコメンドします。大推薦。