いつにない妙なスケジュールでHDtracksからのメールが来ていたので「すわ、何事?」と思ってみれば、ピングフロイドのカタログが一挙24bitリリースとのこと。
ええ。買いましたよ『狂気』。
SACDでも持っているのですが、どう言った音質になっているのだろうかと確認もしたく、購入。
音質云々ではないですね。この42分間を一気に聴かせてしまう魔力に再びヤラれました。再生したが最後、途中で止められないアルバムの筆頭でありました。すっかり忘れていましたよ。
この歳になって聴いてみる本作は、なぜ邦題が『狂気』であるかが理解できるのです。このそこはかとない禍々しさと、そこはかとない普通さが、ねじれの関係を生んで、それが耳の中でゆがむのです。そのゆがみを受信してしまった結果が『狂気』であると。
また一つ、真っ当に聴くのがヘヴィなアルバムを再入手してしまった。