結構回数を重ねて聴いているのに、今までここに一回も記録されていなかったのね。
現時点でのレッチリ最新作。好きですよ。ここ数作の中では最も印象に残っている。
決して何かをひけらかしているわけでもないのに、盤石の説得力の強さに納得させられるのだよね。それは演奏も然り、ファンク・ロックとしての強さも然り。
どこをどのように切り取っても大人のためにあるようなロック。周りの目も気にせずに盛り上がるためのそれではなく、一人静かに内省していくためのロック。かと言って退屈であることにも無縁。じっくりと堪能出来るのですよ。
老成とも枯れるとも異なる次元での成熟。いや、これは完熟なのかもしれない。もはや次はないのではないかと思わせるほどに、行き着いた果てにあるロック。
