音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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MOONDUST / the pillows (2014)

あれ?ピロウズは意外と久しぶり感がないかい?前作が2012年リリースだから、比較的多作なピロウズにしては随分と間が開いた印象。

で、その中身はと言うと、もう、ざっくりとしたピロウズ節。この人たちはもう何をやってもピロウズなので、安心感は抜群なのだよね。そうなってくると「新機軸」とかを求める向きも出てくるのだろうけれども、安心感を求めるために聴くアーティストというものが存在してもいいのではないかと僕は思うので、やはりこのまま突き進んで下さい。

そして今作はアンセムになりそうな曲が1曲もないのも、また潔くてよい。ピロウズはもう「ストレンジカメレオン」「ハイブリッド レインボウ」のような後世に残るアンセムを書いているので、もうそれ以上のことは求めておりません。もちろん偶然にもそんな曲が出来上がってしまったのであれば、それはそれで素晴らしいことだとは思いますが。

と言うことで、二重丸のピロウズ節を楽しむコンパクトなアルバム。全11曲40分。この尺が既にロックだよ。