音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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DIGNITY / Ado (2023 Spotify)

B'z、稲葉浩志と松本孝弘による提供曲。聴いた。

Adoの新境地を拓く楽曲にまで成長させられるか、B'zとしての楽曲のカラーに力負けさせられるか、世間の評価を見てみたいと思わせるほどに、どこまでもB'z。

一聴した瞬間に脳内において稲葉浩志の声に置き換えられるほどに、直球なB'z印の楽曲で、Adoのボーカルが頭に入ってこないほど。それは自分がB'zに染まりきっているからで、Adoのファンが聴けば恐らくそのような現象は起きないのでしょう。それもあって新境地を切り開けるか否かと言ったインプレッションになったのだけれども。

自分の正直な印象は「Adoの力負け」。彼女のボーカルが持つ強みが殺されてしまっているように感じられた次第。逆に言えばボーカリストしての伸びしろや課題ががまだまだあるのだな、とも思わされた。オリジナルのバラード曲を歌いこなすのは実に難しいことなのだよね。