音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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CATALOGUE 1987-1995 / BUCK-TICK (1995/2015 96/24)

初期BUCK-TICKを簡易に振り返るべく改めて入手。

9年分のBUCK-TICKをたったの11曲で一気に振り返ることは暴挙であることは承知。その上で、その間にここまで大きくスタイルと指向性が変容したことに改めて驚かされる。デビュー当時のビート系ロックから、奈落の底に転がり落ちるかのように一気にダークで耽美で、時にキャッチーな世界へと入り込んでいく。

この時代のこの変遷がなかったら、その後のBUCK-TICKの幅広い多彩な音楽性もまた成立しなかったのだと再確認。

しかしこの、耳を休ませてくれる曲が存在しないスリルと言ったら。既に知っているはずの変容だと言うのに、やはり驚きを抜きにしては聴くことは出来ない。

ここに収録されている中でのマイ・フェイヴァレットは…あ、全曲か。自分、実はBUCK-TICKが結構好きだったのだな。この時代のアルバムでのフェイヴァレットは「キャンディ」が収録されている『COSMOS』。自分としてはBUCK-TICK屈指の、異質にポップな1枚だと思っているので。

CATALOGUE 1987-1995(紙ジャケット仕様)