音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Eagle's Point / Chris Potter (2024 96/24)

クリス・ポッターのサックスはこれまでも恐らく何かしらの音源で耳にしているはずなのだけれども、自分の中に全く記憶されていなかった。

そのような中でリリースされた本リーダー作。のっけからノックアウト食らいましたね。ドライヴするサックス。バックを固めるメンバーも相当にこの音楽を作り出すことに没入している。

楽曲によってはバスクラリネットが披露されたり、ピアノ(ブラド・メルドー!)との絡み合いが美しいバラードが織り込まれていたりと、その幅の広さも聴きごたえ十分。ジャズとしてしっかりと夜に機能するところも素敵すぎる。

ハイトーンでブロウするタイプではないけれども、じっくりと楽器の音色を堪能させてくれるプレイヤーですね。

本日お疲れにして帰宅しておりますが故に、このジャズの結晶を深く掘り下げて聴くことは難しいのだけれども、そのような状態にあってもこの編成、このサックス、とにかく格好よいものとして堪能することが出来ました。

イーグルズ・ポイント (SHM-CD)

ま、実のところは様子見もかねてAmazon Music Unlimitedで聴き始めたのだけれども、半分ほど聴き進めたところでHDtracksから音源を購入してしまいました。日本での販売価格の約半値でのお買い上げでありました。