本日の朝一に。
昨晩、晩飯を摂った後に急激に眠くなり、椅子の上でダウン。目覚めると6時だった。
なにか狐につままれたような気分。
夏の午睡ならば、白昼夢
走馬灯は確かな記憶か想像か
風にからからと回る洗濯物
傾いた陽が部屋に木漏れ日を欺く
眼鏡の裏から差し込む陽射し
弱々しく僕を透き通す
真実を開く光
何も隠していない嘘
それは好奇心
たまたまの若さ
あの時の若さ
室外機が立てる音
目覚めても
無い
傍らに一握の愛
ひとかけら指の間から床へと落ちて行く
塵
部屋を舞う埃
光の間にだけ生を受け
消えた
何も契ってはいない
目覚めない
結ばれない
滴り落ちたそれ
偽り
書き残した文字
時とともに消えない言葉
真空の押し花
朽ちない悲しみ
巡り続ける秒針
回り続ける灯台
目指してはいなかった
戯れでしかなかった
真実と事実と過去
隠しきれなかった
棘が生えてしまった
花は咲かなかった
夏の午睡ならば、汗
走馬灯が呼び起こした狂い事が
荊の痕を肌に
FURUTECH NCF Booster-Brace を導入。
オヤイデの電源タップに取り付けて、何曲か聴いてみると、その効果はてきめん。これまで眠い音だと思いこんでいたサウンドからはその眠さが取れ、それでいてふくよかさは失われない。
ボーカル物を数曲試してみた後に、このアルバムを通して聴いてみることに。
まずアップテンポの曲で明らかなのは、その鮮度とシャープさ、スピード感が抜群にアップすること。音をよりドライブさせている感覚。それでいながら数多く鳴っている楽器がしっかりと整理されて音になって飛び出してくる。
バラードではメイン楽器が中心にスポットライトを浴びているかのように浮き上がり、アクセントとなる楽器は闇から湧いては消えるような感覚。
このアクセサリーは面白い。音がイヤな方向に引きずられることなく、音楽としての楽しさを増してくれるアイテムだわ。もっともっと、音楽を聴いてみたいという気にさせられる。
これはいい買い物をした。
松任谷由実のボーカルで歌われる自曲と、今井美樹のボーカルで歌われるカバー。
前者はボーカルで情景を作り上げるタイプと言うよりは、情景を作ることを聴き手に委ねるタイプのボーカリストだと思うのです。
一方で今井美樹は、歌に情景を全て練り込んで、聴き手はその歌声で全てを把握するような、そのようなタイプの違いがあると発見してみた朝でございました。
いやぁ、聴けば聴くほど、いいカバーアルバムですよ、これは。特上のボーカルアルバム。
今井美樹 Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics- (Single Layer SACD) SSMS-027 SACD ステレオサウンドストア
デスクトップスピーカーのスキャンスピーク君で聴いても、当時のサウンドメイキングと現代のリマスタ&DSD化技術の高さが、勢いと説得力を持って訴えかけるのだから、本当にシャッポを脱ぐのみですよ。
もうね、聴いていて純粋にワクワクするのですよ。アレンジのキメの一つ一つ、歌い分けの上手い歌唱力。それらが最大限に引き出されていると言っても、決して過言ではない。
今までも書いてきたことだけれども、今まで手前はピンク・レディーの一体何を聴いていたのかと小一時間。