なんとなく20年式J-POPばかりを立て続けに聴きたくなったので、そのトリはこれで。
Versus the night / yama (2022 44.1/16)
前半から中盤にかけてのどことなく邦楽的ルーツミュージックをバックグラウンドにしたサウンドと、終盤のいかにも現代的な甘口のテイストとが、程よいバランスで並ぶアルバム。
ローを削り取ったボーカルの声質は大きく好みが分かれるところだろうけれども、トラックは至ってオーソドックスに作成されているあたりに好感が持てた。
ホーンセクションを大々的にフィーチャーしたり、ディスコミュージック的アプローチであったりと、自分のようにもはや高齢になってしまったJ-POPファンにもフレンドリーな作品ではないかと。
メロディにはボカロ以降のアーティストらしい譜割りの特徴が見受けられるのも、これまたJ-POPの時代が新たな局面に入っていることを象徴しているかのようで興味深いものがあった。
概ね好印象な作品。これは聴ける。
Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios / 宇多田ヒカル (2022 96/24)
ヘッドホンにてこれを鑑賞。聴き終える頃には椅子の上で眠りに就いていた。目を覚ますと18時を回っていた。
このようにほぼボンヤリとしたままで一日のほとんどを終えてしまった。