うーん。
moveならではの「やってもうた感」が、トンネルに入りこんでみたらあらぬ方向に顔を出してしまったような印象。何をやってもmoveなのだというアーティストとしての自信はわからないでもないのだけれども、音楽面においてもボーカル方面においても、どこに芯を持っているのだろうかという疑問が先行してしまう。
薄いんだよな。音だろうとキャラクターだろうと、もっともっと濃いものを期待してしまうが故の辛口コメントなのかしらん。何をやっても余力になりかねない頭の良さが、この際、邪魔をしているのかなぁ、と。
それにしても、やはり何かが辛い。たまに独り気を吐くYURIの太いボーカルすら、やむを得ない演出のように見えて、辛い。