音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Breaking the Fourth Wall / Dream Theater (2014) Hi-Res

昨晩、HDtracksからやってきたダイレクトメールに、Dream Theaterライブの音源の画像が。休肝日でのんべんだらりと時間を潰していたからか、そのメールにハッと目を覚まし、レートを計算。2時間半を超えるボリュームに対して、お値段2,700円。「買いだ、これは買いだ」という悪魔の囁きに誘われるままに、ポチっとな。1時間近くのダウンロード時間を要して、ようやく手元に。時既に遅し、ほぼ眠気が全身を襲っている時刻。翌朝に持ち越すことに。

翌朝、起きるなりスピーカーで再生。しかし音がよく分からない。これはイヤホンで聴くべきだと思い、改めて再生スタート。と、ここまでが前説。

素晴らしい。なぜDream Theaterがプログレッシブ・メタルと呼ばれるのかがよく分かった。少なくともプログロックではないな。揺らぎを許さないタイトなリズム。キレイに回るタム。それほど大編成でもないはずなのに、やたらと分厚い音。そしてミスが存在しないのではないかというテクニカルな流れ。ライブ盤になってようやくその良さの本質が分かったような気になった。

結局2時間半という長さは通して聴くには現実的ではなかったので、3回に分けて聴いたけれども、ただただ重戦車のように進む音の傍らで、大名行列のように音に拝んでいなければならない世界だったと言うことは、感想として残しておこう。これ、2回も3回もそうそう回を重ねて聴けるものではないだろうから、時折思い出したかのように部分部分を切り分けながら聴くことにしよう。