若かりしPat Methenyの瑞々しくも圧巻なライブ演奏。グループとしてのアンサンブルもこの時期にある程度確立されていたことに、改めて驚かされる。この当時はECMレーベルと言うこともあってか、美しさ先行のジャズ…いや、PAT METHENY GROUPならではの音楽性を堪能することが出来る。
SACDであるその音の威力が最大限に生かされて、グルーヴの上にある美しさの上澄みが部屋一杯に広がるのが、これまた心地よく。
正直なところ2枚組で、今時このお値段は高いのでは?とも思ったのは事実だけれども、いやはや、中身を聴けば、演奏も録音もここまで充実した音楽を提供して頂けることにありがたさを感じなくてはバチが当たるってもんだ、とも思った次第。
ここまでリリースされたECMレーベルからのSACDメセニー作品の中で、最も中身の濃い2枚組。かなりのオススメであります。