稲葉浩志名義ソロ、現時点での最新作。
どこか原点に戻ってきたかのようなアコースティックな面持ち。稲葉浩志の世界がこれまでで一通り自ら一望出来たとでも言い表しているような作品。
と、一気に稲葉浩志のソロ作品を聴いてみたわけだけれども、想像していた以上に個性のある世界が展開されていたことにまず驚いた。そして、決してメロディはキャッチーとは言い切れないが、どこかジンワリと染みこんでくるような男の世界観のようなものが全体に漂っていることにもまた意外性を覚えたりして。
昨晩の直感は間違っていなかったなと再認識した次第。随分遅くはなったけれども、稲葉浩志の独りの世界を堪能出来たのはなかなかの経験になったかも。
今後も、ソロ作品はちょくちょく聴けそうな気がする次第。