今、メインで使っているイヤホンは、beyerdynamicの「XELENTO WIRELESS JP」なのですが、こいつがとんでもない実力の持ち主でして。
同じくメインで使っているDAPがAstell&Kernの「A&futura SE100」とまぁ、これまた色々な意味で超弩級のDAPでして。
で、前者のイヤホンはBluetoothイヤホンでもあり、本体はMMCX端子なのでワイヤードにも出来るのです。
Bluetooth接続時にもとんでもない音を鳴らしてくれるのですが、これをMMCX対応のケーブルを利用して、バランス接続によるワイヤードにすると、これまで経験をしたことがない、深みとエッジの効きを両立させた音を繰り出してくるのです。
このイヤホンとDAPの組み合わせで「やっと欲しい音が手に入った。行き着くとこまで行き着いた」と、ハードウェア的な沼から脱出した…いや、完全に沼の底に沈没したと実感している日々なのであります。
そのような日々を送っている中で「このイヤホンでフルオケのクラシックを聴いたらどうなるのかしら?」とふと思い立ち、今、ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンによるシューマンの交響曲第1番を聴いているのですが、いやはや。
鳴るんですよ。イヤホンなのに、フルオケがしっかりと。
どれだけ音が重なろうとも、しっかりと楽器を表現してくれるのです。音作りとしての演出も抜群。一切の破綻がない。
これは本当の本当に凄まじいウエポンを手に入れてしまったと、一人ニヤニヤとしております。これだからマニアと言うヤツは気持ちが悪いのです。本人だけが勝手に悦に入ってるわけでして。
以上、人間が趣味の世界に転がり落ちていく堕落模様をねっとりとお届けいたしました。ああ、極楽極楽。
と、聴いた音楽とはほとんど関係の無いことをたまには書いてみたくなる衝動に駆られるわけですよ!