GARNET CROW。
結構昔に1度だけ別のベスト盤を聴いた記憶があるのだけれども、その際には大して印象に残るものも無かったのです。それ以来すっかり忘却の彼方へと飛んでいったのですが、ふと思い出してしまったので、図書館にて接収。
聴き始めてDisc1は正直なところやはり眠かったのです。途中で寝てましたから。ところがDisc2に入った途端に何かのギアが入ったらしく。それは自分もバンドも。
ノーギミックでフォーキーな香りも感じさせるサウンドメイキング。派手さは全くないのだけれども、良心的ともいえるメロディが、ビーイング臭の皆無さも手伝ってか、実に聴かせてくれる。
突出して何が良いわけでもないのだけれども、何かが良かったと心にフックを残してくれるような感覚。
これは確かに10年前の自分では、その味が分からなかったに違いない。今だからこそ、このジンワリとやって来るなんとない良さが染みるのですよ。
これは意外な収穫でありました。
あれ?期せずして、またビーイング祭りになっていた。