音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 / リヒテル, カルロス・クライバー, バイエルン国立管弦楽団 (1974/2012 SACD)

CDラックを眺めていたのですよ。「そう言えばこんな物を持っていたな」と背表紙を見て思ったのですよ。引っ張り出して驚きましたよ。「リヒテルとクライバー???」とね。

そのような音源を持っていたとは完全に忘却の彼方に行ってしまっていたよ。しかもSACDハイブリッド。

ドヴォルザークのピアノ協奏曲などと言う存在自体もすっかり忘れていた。

どう言った経緯で買ったのかは最早覚えていない。過去ログを漁れば出てくるのだろうけれども、あえて調べない。忘却の浪漫に身を任せる主義だから。

さておき。

いやぁ、リヒテルはやはり「戦うピアニスト」だなぁ。

指揮者と戦い、オーケストラと戦い、そしてピアノと戦う。常に臨戦態勢なピアニスト。だが、そこがいい。ガツガツしている。ハングリーな音。でも決して粗野なところなどは無く、ピアニストとしての個性と一流であるところの華を持っている。

自分の事ながら、このガラガラポンの出目で、何が出てくるかが分からないCDラックを眺めるのは、まこと楽しいことであり。

今また眺めてみても、視界に入ってこないディスクがあるのだろうな。

Piano Concertos