音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Masao Urino Works ~売野雅勇作品集~ / 河合奈保子 (2023 44.1/16)

80年代アイドルはリアルタイムで聴いていたこともあり、今でも大好物ではあるのだけれども、河合奈保子は当時からあまり自分の耳にも心にも響いてはいなかったのです。

そうこうしているうちに40年が経過してしまったわけで。

いいタイミングでこのコンピレーション。売野雅勇の作詞による楽曲を集めているのですが、いやはや、ここで聴くことの出来る河合奈保子は自分のイメージよりも遙かに技巧派ですね。もっと明るさに突き抜けた印象を持っていたのですが、鋭くかつウェットに歌に斬り込んでいく感覚は想定外のもの。なぜこれをスルーしてきたのだろうか。

ディスクが手元に届いた際には「これを2枚聴くのはキツくないかい?」とも思ったのですが、いやはや、聴かせてくれます。シングル曲とアルバム収録曲とのクオリティに凸凹がないところも大きく好印象。楽曲としてのクオリティも想像を超えて遙かに高い。

このようにして時間を大きく置いてから再発見出来ることもあるのです。それが音楽と言うもの。

Masao Urino Works~売野雅勇作品集~