あら、Aimerさん、ついに音楽的に現代アニソンアプローチで来たのかな。
そう思わせるほどに抜け感のよいアルバム。彼女の暗い部分も明るい部分も、その両極にあるものの美味しい中間を取り出して提示したような作風ではないかと。総じて聴きやすい。
彼女のアルバムを聴いていて時に辛い、重いと感じさせる要素が薄れて、良質な売れ線のJ-POP音楽として聴くことが出来る。
もちろんそれまでのその極端な部分を愛していたリスナーからすると、何か引っかかりが減ってしまったかのように感じられるのかもしれないけれども、自分としてはこの突き抜けた間隔は好ましいですね。
元々アニメ畑の楽曲が多いシンガーではあったけれども、タイトルの通り扉を開けて次の局面にやって来たようにも捉えられるのです。