音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

続・青春歌年鑑 1984 -V.A. (2002)

なんとなく10年飛んでみた。のっけから中森明菜とリズムボックス。シモンズ? 慣れは恐ろしいもので、これはこれで、やはり三つ子の魂サウンドなのであります。それにしても萩田光雄のストリングスパワーは恐ろしいものがあるな。宝石箱の中身が飽和しすぎて、逆に炭素に戻ってしまうような。

この音の詰め込み方が、まさにこの時代の音なわけで。これってこの当時のミックスの流行りの形なの? 一つ言えることは、ずっと聴いていると相当に疲れるわ。おっかしいなぁ。こういうの大好きだったはずなのになぁ。

と、まぁ、チャートが若年層主導になってしまったのは、こういう音作りにもよるんじゃないでしょうか。今、自分で恐ろしいものを感じてしまったのは、自分自身が加齢を伴ってか、詰め込まれた音に長時間さらされるのが苦しくなっているという事実を突きつけられた、思い知らされたということで。