音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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WHEN POP HITS THE FAN / SHITE CHIC (2003)

このアルバムが出てからもう3年になるということに驚く。

突破口としての意識がどこまであったかはともかくも、この作品でポップスとヒップホップの核融合を試しつつ種を蒔き、その後まさかの「Hip-Hop」な『Queen of Hip-Pop』で、あの作風からは想像し得なかった(あり得ない)セールス&ロングヒットを叩き出すわけで。

形さえ間違えなければ、日本流のHip-Hopはまだまだ発掘できるものがあるよ。本人名義の作品には昔からそれほど興味はなかったけれども、このアルバムだけは別格。こってりした舶来物の脂が、合わなくとも味わいたいというときにはぴったり。