音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

あやや言うたら島津亜矢に決まっとるやんけ

とかいうオジサマがいたら一生ついていきます。で、そんな啖呵をきった後に「おおう、呼び捨てにしてすまんな。あやや」とか言ってくれたら萌え要素も加わって一生彼からは逃げられないと思う。

ということで、録画したままになっていた「BS日本のうた」(2008.01.19放送分)を見る。メインは島津亜矢。島津亜矢だからこそ録画しておいたというか。

あややに期待するところは、今や無形文化財と化している歌謡浪曲の伝承者としての存在価値なのだが、なかなか周囲の理解を求めるところまで至らない。

島津亜矢を演歌歌手だと思うな。彼女は日本が誇る文化財の原石なんだ。戦後の日本、そのすべてという決定的な重みを背負った三波春夫先生のような華を期待するのは酷だが、そもそも華のある歌謡浪曲などは三波先生だからこそ成立していたというのはまごう事なき事実であり。

セリフから歌に変わった瞬間、観客を我に戻すための声の飛ばし方が三波先生はプロいのです。年末にやっていた三波春夫の特番を見てしまったので余計に辛口のコメントに。

もちろんあややはあややで、三十路後半に入っての円熟味を増しておりますよ。すなわちあと三十年は歌謡浪曲が滅びることはない。ご健勝を心の底からお祈りしております。そしてその間に私も三波先生の歴史を少しずつひもといてまいりたいと思います。