音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 / ももいろクローバーZ (2012)

どう評しろというんだよ。胴体にバンドを巻き付けて3人が3方向にいっせーのせで駆け出すスポーツもどきみたいな三者三様。どれもこれもももクロでしかありえない世界観を作り上げてきたというところで、本当にスタッフに恵まれているということを実感する。でもこれはブレイクスルーにはなり得ないよね。内輪ウケの世界から抜け出していない。このまま内輪ウケでその内輪が大きくなるというのもアリだとは思うけれども、こういう存在が爆発する世界というものも観てみたい気がする。そのためにはもう一歩、外を向いた楽曲を。

ところで1曲目のインストバージョンが笑えて仕方がないんだが。この展開の読めなさが素晴らしい。ギターも唸りに唸りまくっているし、それ以外のトラックの展開もめまぐるしい。これを歌っているのだから大したものだ。2曲目のインストなんて主旋律が全く想像つかないNARASAKIテクノだし。これもよい。