音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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バルトーク:ピアノ協奏曲全集 / ブーレーズ、シカゴ交響楽団、ベルリン・フィル、ロンドン交響楽団 (2005/2017 SHM-CD)

バルトークってどんなもんよ?

と言うことで、ドイツ・グラモフォンが展開している廉価盤定番シリーズで、これを購入。楽曲によってピアニストとオケを変えるという手法で、楽曲の魅力を最大限に引き出そうと言う企画だけれども…。

まず第1番。もう頭の中、ぐちゃぐちゃにされそう。これはまごうことなく現代音楽。ピアノは打楽器だったんや!と変なところで合点する。

そして第2番。第1番が凄まじい世界だったので、これが真っ当に聞こえてくると言う、何かが間違った世界。でもこれはこれで面白い。

で、第3番。これが一番まともなピアノ協奏曲。でも、どうしてこう言う音楽的な構造が生まれるの?と頭の中がクエスチョンマークだらけになっていたのは、ここだけの話でありますが。

まぁ、総じて、これはこれで「面白い」。そうしょっちゅう聴けるかと問われると「いや、ちょっとキツいかも」と言うのが率直な感想だけれども、ライブラリに置いておく分には、それはそれでバリエーションが豊かになっていいかもしれない。とりあえずは勉強になりました。退屈はしなかったよ。