音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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2020撰《準備編》

1.口上
やります。思い立ったが吉日。やっぱり今年は振り返っておこう。宗旨替え。

リアルタイム更新します。誰も見てないけど。ただ今13時22分。17時までに終わればいいな。

ネタ元はこれ↓です。ここから10枚だけ撰びます。絞りきれるかな?
成分 2020

まず、箇条書きで、今年聴いて「これよかったな」と言う記憶がある作品を全てピックアップしていきます。入手時系列で。


2.ノミネートのようなもの

1.
27番街 ロサンゼルス トリオ フィーチャリング エイブラハム・ラボリエル、ラッセル・フェランテ&パトリース・ラッシェン
神保彰
24bit

2.
MISIA SOUL JAZZ BEST 2020
MISIA
24bit

3.
Frontiers
DEZOLVE
24bit

4.
シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」
ホリガー, バーゼル室内管弦楽団
CD-DA

5.
Bach - Imagine
Jean Rondeau
24bit

6.
シベリウス:交響曲全集・管弦楽曲集
コリン・デイヴィス, ボストン交響楽団
SACD

7.
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番,第21番, 第25番, 第27番
グルダ, アバド, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Blu-ray Audio

8.
ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番
ツィメルマン, ポーランド祝祭管弦楽団
SHM-CD

9.
STRAY SHEEP
米津玄師
24bit

10.
note
上白石萌音
24bit

11.
All Rise
Gregory Porter
24bit

12.
ドヴォルザーク:交響曲全集
クーベリック, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
SACD

13.
シューマン:交響曲第1&4番
フランソワ=グザヴィエ・ロト, ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団
SACD

14.
Beethoven: Complete Symphonies
ヤノフスキ, WDR SINFONIEORCHESTER KÖLN
24bit

15.
Blue Hearts
Bob Mould
CD-DA

16.
Crème de la Crème
T-SQUARE
24bit

17.
Wakana Covers ~Anime Classics~
WAKANA
24bit

18.
Bruckner: Symphony No. 4 / Wagner: Lohengrin Prelude
Andris Nelsons, Gewandhausorchester Leipzig
24bit


3.ザックリな講評
以上、ザックリと撰出したのは18枚。現在13時43分。

18/406と言う数字を考えると、まずまずの好成績の1年だったように思えますね。2021年は母数をこの2/3くらいには減らしたいのですが。

これまではクラシックは別枠で撰んでいたり、もしくはクラシックを聴くようになったために、この撰出企画をやめていたと言う事実があるのだけれども、今年はすんなりと自然に混在で撰べましたね。

自分でも意外だったのは、その作品タイトルを見ただけで、それに対するファーストインプレッションや聴き返した記憶が蘇ってきたこと。

結構覚えているものだなぁ、と。

さて、ではここから10枚に絞ってコメントつける作業に入ります。

その前に昼ご飯。現在13時47分。


4.撰出および講評
はい、出来ました。各アルバム120文字程度のコメント付きで、10枚撰出。これが2020年の自分を作り上げてくれた、そして支えてくれた代表的な作品であります。順不同。


Frontiers / DEZOLVE / 24bit
日本フュージョン界を背負って立つ若手グループのメジャー3作目。メロディとキメのバランスの良さ、そして抜群にテクニカルな演奏と、フュージョンに取り組む真摯なスタイルが、その楽曲群に鮮やかに表現されていた。


シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」 / ホリガー, バーゼル室内管弦楽団 / CD-DA
ホリガーによるこのシューベルトティクルスによって、自分のクラシックに対する姿勢にまた一つ新しいものが加えられた。クラシック音楽とは作曲家単体で聴いてもよいが、歴史的な流れの中で捉えることによって、大局がつかめることを教えられた。


Bach - Imagine / Jean Rondeau / 24bit
ジャン・ロンドーによる一連のハープシコード作品は、これまでになかったような夏の体力と精神の滅入りにおいて、清涼剤として自分の中に吹き込んできた。どの作品にも的確な考察と即興とが明示されていた。


シベリウス:交響曲全集・管弦楽曲集 / コリン・デイヴィス, ボストン交響楽団 / SACD
コリン・デイヴィスによるシベリウスに対する疑問が一気に氷解し、そして瞬時に魅了されてしまった作品群。70年代録音の重厚さと、古びる要素が一切存在しない艶やかな演奏が、シベリウスを解釈する際の新たなテキストとして目の前に現われてくれた。


STRAY SHEEP / 米津玄師 / 24bit
J-POPの王道として、この作品をピックアップしないわけには行かない。ポップスとしての普遍性、そして難解さ。それらを全て取り込んで、かつ、売れる作品に仕上げた手腕はお見事の一言。全てにおいて、現時点での売れ線ポップスの最高峰。


note / 上白石萌音 / 24bit
米津玄師と並んで、今年の自分にとってのJ-POPを語る上では外せない作品。それまでのはかないボーカルイメージを打ち破って、力強い楽曲から、多くの人の琴線に触れるだろう楽曲まで、その幅広いボーカリゼーションによる演技力が見事な作品。


All Rise / Gregory Porter / 24bit
ジャズにカテゴライズされているが、これはまごうことなくソウルミュージック。人種問題に対して多くの問題提起がなされたこの2020年に、力強く歌い上げるメッセージを持った作品として世に問うたその存在意義には計り知れないものがある。


Blue Hearts / Bob Mould / CD-DA
人種問題は宗教的問題にも発展し、かつ、人間としての生きる権利を主張する場面が世界中で見受けられたこの1年。ボブおじさんも怒り心頭であったか、ネガティヴな勢いを濾過することなくロックギターに落とし込んだ、そのヴェテランとして手腕に喝采を。


Creme de la Creme / T-SQUARE / 24bit
メンバーの闘病による脱退。その置き手紙としてファンにプレゼントされた素敵なセルフカヴァーアルバム。楽曲の持つオリジナリティはそのままに、優しさというスパイスをふりかけて提示された楽曲群が、不思議と胸を打つ演奏として響いてきた。


Bruckner: Symphony No. 4 / ネルソンス, ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / 24bit
今年最後の最後に飛び込んできた最新型ブルックナー。巨大な人工建造物としてのブルックナーの、その細部にまで穿ってフォーカスを当てた演奏は、聴き手の目の前に見事なテクスチャとして音像を築き上げてくれた。


さて、ここまでが下書き。あとは、後々に人が迷い込んできてこれを見た際に、分かりやすくなるようなアクセシビリティを設定して、清書としましょう。現在14時40分。かける時間的としてはこんなものでしょう。