音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

R∃/MEMBER / SawanoHiroyuki[nZk] (2019 ハイレゾ 96/24)

それほど期待はせずにAppleMusicで試聴をしてみたのですよ。以前、澤野弘之のアルバムを聴いた際に、その音の詰め込みっぷりが面白いと思うと同時に、聴き通すのにはあまりにも音がやかましすぎるというネガティヴな印象が強く残っていたので。

ところが、今作を聴いてみると音の詰め込み方は相変わらずの澤野弘之節なのだけれども、なぜか聴きやすい。

その旨、オーディオの師匠様に告げてみると「DENONは音が全部前に出るタイプだからね」と。今のシステムならば、音が整理されて鳴っているはず、とのこと。なるほど納得。確かに音が正しく鳴っている印象なのだよね。するとこの音の密度の高さが快感に繋がるという好結果を生むことになりまして。で、お買い上げ、と。

オーディオ的には、低域のタイトな張り出しとボーカルの帯域に、ハイレゾならではの特徴ある個性を持った音で統一されている。久しぶりに売れ線邦楽での良質ハイレゾ音源に当たった感あり。エネルギーがよこしまな音にならずに、しっかりとパワーとして作れている辺りも好感度高し。

J-POPもアニメも関係ない。自分が構築すれば自分の音楽になると言った自信にあふれている逸品。ある意味、邦楽ポップスの最先端ではないかと。ラウド&ポップなJ-POPと言う表現でも間違ってはいない。これは様々な角度から見て、相当に面白い意欲作ですね。

R∃/MEMBER 【Hi-Res】