現時点でのカバーアルバム最新作。今年9月に6作目のリリースが予定されております。ついに5枚連続でフルに聴いてしまいましたよ。
しかし、声の引き出しを一体いくつ持ってるんだろうか、この人は。それでいて器用貧乏に陥らない。しっかりと歌手として歌を届けていることがよく分かる。
歌謡浪曲で「演じる」ことはお手のものだろうけれども、それにしても、それにしてもだよ。こりゃないよ、反則だよ。
原曲憑依のものもあれば、原曲では想像しえなかった声を当てはめてくるものもある。
なんだか今まで聴いてきたカバーアルバムに関する自分なりの、対峙する上でのノウハウと言うか、お約束の観点と言うか、そのようなものが根底から覆される気がしてならない。
「歌手」という存在の本来の存在意義と言うか、そう言ったマクロな観点をもう一度考え直す機会になりそうな…これは悪寒だな。