やっとこのBlu-rayを開封しましたよ。
先にDSDで配信されていた音源を聴いていたこのライヴ。色々な意味で「最後の」ライヴであり、また、そのようなことが起ころうとはもちろん誰も予想もしていなかったステージでもあり。
そのような感慨にふけりながらも見ていたわけだけれども、それ以外にも様々な発見があり、そして記憶が掘り起こされるライヴ映像でありました。
発見は伊東たけしの仕掛け。とにかく仕掛ける。メンバーに仕掛けて仕掛けて、仕掛けまくる。ライヴを熱くコントロールしていたのはこの人だったのかと。
そう考えてみると、自分はこの時期のメンバーでの生ライヴを一度も見たことがなかったのだな、と。
そして安藤正容のライトハンド。
純粋培養の邦楽育ちだった自分が、初めて生でライトハンドを見たのは安藤さんの演奏だったか、松本孝弘の演奏だったか。いずれにせよ、それは高校時代の話。その際に「ギターにこんな弾き方があったのか!」と衝撃を覚えたのだよね。
そのような記憶が呼び起こされる時間でもあり。
「THE SQUAREの同窓会商法じゃないか、こんなもん」と斜に構えていた時期もありました。
それでも映像を見れば「ああ、やはり熱い時期のスクエアだったのだな」と今ならば、リユニオンでの演奏にも納得が行くのであります。
今は記録物が鮮明な映像で、そして良好な音質で残される時代。そのありがたみをかみしめながら、またいつかこの映像を紐解きます。