早朝です。
仄暗い死の匂いを感じさせる世界から、太陽の下へと戻ってまいりました。
この手のファンタジックポップもあまり最近では見かけなくなってきたな、と。その点においてZABADAKは唯一無二の存在でもあったわけで。特にボーカルが上野洋子時代の作風は。
上野洋子の実にファンタジーそのもののボーカルは、美しく特に神々しさまで感じられるほど。そして吉良知彦の味があるボーカルもこれまた人間くさくてよいのであります。
共通して「世界は美しい」と歌うホライゾンな世界観は、なんだか今のこのご時世だからこそ自分に響いてくるものがあるように感じられます。