音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ザ・林原 [2018] / 林原めぐみ (2018 44.1/16)

「まぁ、この構成でこれは普通聴かんわなー」と思えるような物を聴いてみた。

林原めぐみの私的コンパイル。90年代の林原ソングを思いきり凝縮したコンパイル。

このコンパイルを作ったきっかけが全く思い出せないので過去ログを漁ったら、こんな若い…若気の至り的な馬鹿な記録を見つけた。2006年にこれを作り、そして2018年にリファインさせたのだよな。

particleofsound.hatenablog.com

それはともかく。

AK HC2のA&Kサウンドが妙な効力を発揮して、この時代の安い打ち込みサウンドの安い音を安いままに表現するという、非常にネイキッドな、剥き出しな、赤裸々な音を提示してくれましたよ。リズムボックスのサウンドもシンセの和音も、もうね、もうね、たまらなくチープ。

だが、そこがいいんだよ。

でもね、林原めぐみのボーカルを相当浮き彫りにして聴かせてくれるのよ。ハイレゾで声優ソングを、その声を楽しむことを主目的にして、高いお金をかけて聴いている方の気持ちがちょっとだけ分かったような気がする。この音源は44.1/16なのだけど、いや、声が気持ちよい。

でも、こんなにチープだったのか…この時代の(私にとっての)代表格的アニソンよ。