この頃、何がそこまで自分の心を揺さぶっていたのか。
今晩はそういった音源にばかり目が止まるな。そこでこの作品。「2001年」という表記にクラリと来た。それよりももう少し前だと思っていた。
世の中が21世紀に浮かれていた頃に、私はこれを聴きながら自分の世界の中にある迷路に思いきり捕まってしまい、抜け出せずに、かといって焦りよりも諦めが先に立ってどうにも身動きが取れなくなっていたのだよな。
今となってはそれらも記憶の奥から引っ張り出すようなものなので、本当にそうであったかどうかすらもあやしい。それでも音楽として残っている作品は姿を変えることなく目の前にあるわけで、そこから引き出される記憶はどうやっても彩度の低いものなのだよね。
今晩は音楽とともに心中するのか?