1986オメガトライブリマスタ盤もう一枚。
ああ、キラキラしている。1980年代後半のアーバンポップですよ。アーバンなどと言う単語を持ち出したくなるくらいに1980年代ですよ。
このアルバムは私が13歳の頃に愛聴していたもの。それまでアイドル歌謡を好んでいた小学生が、今で言うところの中二病にかかって大人の世界を覗き見したくなる年頃ですね。この作品はポップミュージックにおいて、それを叶えてくれた一枚であります。
今聴いてみても、シティ・ポップ的リバイバルが手伝ってか、そのきらびやかさの印象は色褪せることなくあります。どこか人工的なシンセの音色にカルロス・トシキのネイキッドな歌声。完璧じゃないですか。
それにしてもtr.1「Counterlight」のアウトロ、フェードアウトギリギリに聞こえるカルロスの唸り声。これが近年発売されていたリミックス盤ではカットされていて悔しかったのです。この曲、いや、このアルバムはその唸り一発で決まると思っていますからね。中学生の頃からずっとそう思ってましたからね。
変にフェチな中学生だったのだな。