本日のラストに。
全曲井上陽水が手がけている時点で相当な奇作なのだけれども、それを全曲白井良明がアレンジしている段階でさらに奇作になること必至だったよな。
そう思い込んでいた過去は確かにあります。今聴けばこれはこれで十分に面白い。ストレンジと言う意味合いで面白い。全てにおいてトチ狂っている。携わる誰も彼もがトチ狂った挙げ句、とんでもないアルバムが出来上がってしまったと言うわけだ。
あまりにも強固に枠組みが整えられた、沢田研二による、少しばかり時代を先取りしすぎてしまったコンセプトアルバム。これは80年代の邦楽を象徴する、そのアナザーサイドの筆頭ではないかとね、思うわけですよ。