2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ボーカロイド特有の「何を歌っているのかが分からない」状況なので、BPMの早いドカチャカ音楽だと思って聴けば、結構それなりに楽しめる。メロディラインが生き生きしているという前提はあるけれども。
iTunesをめくって再生。メロウ&歌謡な世界が身を包む。久しぶりに聴いた感があるけれども、横山剣の美学が詰まりに詰まってオーバーフロー寸前な芳醇さ。
あれほど気持ち悪かったはずの小室ボイスも、今となってはすっかり耳に馴染んでしまった。もちろんそれはTKが一世を風靡した際のねちっこいコーラスで慣らされたということもあるのだろうけれども。TMも順調に再出発したし、そろそろTK先生には『Hit Factory…
このアルバムもそろそろ20年選手か。このジャンルを突き詰めて聴いていないためか、いつ聴いても新鮮に楽しめる一枚。僕の中では全く古びることの無い作品。明るい世界から始まり、「Popcorn」でまりんの奇才ぶりに感服し、「NO」で我に返るという流れも素晴…
うむ。傑作ミニアルバム。他に何といおう。
日本人的売れ線ブルースを狙うとこういう作品になるという好例かもしれない。「SUKIYAKI」を入れてしまう辺りに、あたたた、という気分に。雰囲気としては悪くないのだけれども、過去にも書いたようにイージーリスニング的な呼吸になるのだよな。
これを聴いていると「あぁ、自分は確実に中年への道を突き進んでいるのだなぁ」という実感が湧く。その実感が良いものか悪いものかは別として。
何も聴きたいものが見つからず、iTunesをぱらぱらとめくって目についたアルバムを再生しては、インスタントラーメンをすする休日の午後。
マシンガンラップの声質にばかり耳が奪われてしまうけれども、1曲の中でコロコロと表情を変えるトラックの構成も結構凄いことになっていたのだなぁ、と今さらながら気がつく次第。最初はネタを聴くつもりが、ついつい真剣になってしまった。もっと頭の悪い音…
2枚組の後半部分を聴く。後期になるに従って太いロックになっていく様が、当時の自分の嗜好と合わなくなりしばし敬遠しているうちに解散してしまった。今聴いてみれば、このバンドは非常にセンチメンタルな感覚も持ち合わせていたのだと言うことに気づかされ…
鉄壁の一枚になりつつある。
面影ラッキーホールのえぐみというのは、もうある程度完成形に近づいているのではないかと。それくらいここ数作の内容の厚みがすさまじい。もういつ解散してもおかしくないくらいだ。
もう10年前の作品だけれども、一向に色褪せる気配を見せない。この作品ではアコースティックに傾倒したPSBだけれども、この哀愁漂うメロディとボーカルがユニットとしてのアイデンティティを確立させている。緩やかに息絶えるようなアルバム。
2枚組の大ボリュームだけれども、つるっと聴けてしまった。安心のノップラー印。必要最小限の楽器と、どこか軽やかなカントリーミュージックライクなところが聴いている時間を忘れさせる。キラーチューンはないけれども、雰囲気で勝ちに来た作品か。これでア…
予備知識無しに借りてきた。トラックはどことなくシンセ中心のトランシーミュージック。これはこれで好みなのだけれども、致命的にボーカルに個性がない。声の抜けが悪いというか。メロディラインも魅力に欠ける。うーん、なんか惜しい。
花村萬月といえばねちっこい性的描写に特徴があると思うのだけれども、今作は全体的な構成も併せてずいぶんと拍子抜けな。純文学的文章に翻弄されたと思ったら、最後の最後で放り出されてしまったような感覚。なんか時間潰しの1冊で終わってしまったような。
アンジェラ・アキに関してはそれほど熱心なリスナーというわけではないのだけれども、新譜が出る旅になぜか気になって借りてきてしまう。それほど自分が入りこめる歌詞の世界というわけではなく、最早BGM的に聴き流す存在ではあるのだけも、聴けばそれなりに…
マークおじさんソロの1作目。途中から聴き始めた自分としては、ちょっと違和感があったので敬遠していた一枚だけれども、今聴いてみるとちょっとにぎやかな、プチカーニバル的な雰囲気が明るくて気持ちがよい。確かに入眠時に使うにはドラムの音が気になるか…
早いと言うことはジャスティスであることよ。このマシンガンのように次々と撃たれる感覚が病み付きになる。とはいえそうしょっちゅう聴ける音楽ではないが。
殺伐と茫漠シリーズその2。
殺伐と茫漠は近い存在である思いながら聴くよ。
Perfumeでぐったりとしてしまったので、ここはゆったりと。
今日も朝からPerfumeのフルマラソン。しんどいわ。
メンバー脱退との報せを受けてとりあえずもう一度聴いてみようと思った次第。若いのだけれども、ストーリーテリングの力もあるし、決して器用ではないのだけれどもそれなりに時折こちらを振り向かせる美メロを書かせたりするいいバンド。地味だけれどもね。
怒りの鉄槌がソフトな鞭打ちに変わってきた。これは僕とボブさんとのSMプレイだ。
ただでさえ一枚を通して聴くとお腹一杯になるPerfumeが、80分のフルボリュームのコンピレーションアルバムで攻めてくるとなると、もう助けてとしか言いようがない。中田ヤスタカのエッジのきついトラックを中心にフルで聴ききると、フルマラソンでもしてきた…
聴き始めた頃には後半部に妙にガーリーな梁静茹が現れて少々面食らっていたのだけれども、やっと慣れてきた。しっとりとした梁静茹も良いけれども、明るく跳ねる梁静茹も良いね。 人妻だけれどもかわいらしい。キュートという単語がぴったりはまる。
アメリカンガールズポップなぞを。ポップとは言え、相当にロックしているという印象もあるが。
これは午前1時頃から車の中で流したい音楽ですな。今回はいつもにも増して、死語的にいうのであればアーバンな印象。音楽に邪魔されることなく、ゆったりと時間を送れるような雰囲気。基本的にこのボーカルが乗ればそこそこお洒落に片付いてしまうのですな。
一言で語るならば「静謐」。ディスコチューンもごくわずか、全体的に軽やかなバッキングにたゆたうようなボーカル。一聴目ではつかみ所のないサウンドとも言える。これもじっくりと時間をかけて耳の中で成熟させる音楽か。