2021-05-08から1日間の記事一覧
過去にリリースされてきたどんなベストアルバムよりもベストバウトじゃないか、これ。
フォーキーなのだけれどもフォークではない路線で、これをチョイス。この何とも言えない心象原風景的な歌世界は、村下孝蔵の独壇場だと思うのだよね。それにしてもいい曲を取り揃えたコンパイルであることよ。
このアルバムは聴く時の心境やら体調やらで大きくそのカラーが変わってくる作品なのだよな。今日はやたらロックで格好いいアルバムとして聴けます。普段はもう少しメロウなサウンドに聞こえるのだけれどもね。いずれにせよ傑作です。
緩く気怠い雰囲気が全体的に漂いながらも、それを聴かせるものとしてしまうあたりが、正に圧倒的存在感。
全体的に流れる得も言われぬ都会的な流れと言いますか、うごめきと言いますか、早い話が今風に言うならばグルーヴが、ミッドなBPMの中で心地よく渦巻いているのですよ。
参加ミュージシャンは錚々たる面々ではあるのだけれども、その華やかさが肝心のボーカルに乗ってこないように感じられたのであります。フックになる要素が薄い、もしくは無い、と言った感。
ジャン・ロンドーはハープシコードの魔術師であると同時に、色彩を描き分ける画家のような芸術性を持った人物であると、改めて再認識。
朝の二発目に。朝食を摂ったら散歩だな。あまり暑くならないうちに。
寝過ぎて眠い本日の朝一に。