リアル。
基本は昭和歌謡のカバーだけれども、その演奏力と歌唱力にノックアウトを喰らう。とにかくネイキッド。剥き出しの音楽。Amazonのカスタマーレビューに「音が悪い」と書いてあったが、それは違う。普通にトリートメントされたアレンジではなく、各楽器の生の音がガリガリと伝わり、そこに何もエフェクタを掛けていないかのボーカルが乗る。その生々しさに耳が慣れていないから、音が悪いようにも聞こえてしまうのだろう。自分は聴いていて思わず前のめりになってしまった。これはこれで異色のカバーアルバムだ。
なんと明日、DSDレコーディングの音源がOTOTOYで発売されるとのこと。DSDレコーディングということは、このアルバムは一発録りで録音されているとみていいな。そう考えるとますます凄いものがある。DSD音源…ちょっと欲しいかも。