音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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シューマン:交響曲全集 / サー・サイモン・ラトル, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2014) Hi-Res

昨日、たまたまHDtracksを見ていたら、BPOが独自レーベルからリリースしているシューマンの交響曲全集を発見したのだが、値段が少々お高かったのでスルーしていた。そして今朝届いたメールが、クラシック音楽15%OFFの案内。「お前は鬼か悪魔か!」と心で叫びながら、レートとにらめっこをして、96/24と192/24のどちらにするか悩み、そして「邦楽CD1枚分の値段ならば192/24!」と同様に心の中で叫び声を上げて、清水の舞台から飛び降りた。

よい落下をしました。

シューマンの交響曲を聴くのはほとんど初めてと言っていいくらいなのだけれども、全体に渡って流麗。時に勇ましく、時にしとやかに、それでいて退屈さはなくやかましくもなく難解でもなく、自分のようなクラシック初心者でも十分に堪能出来た次第。あと、192/24で購入して正解だった。こういうところでケチってもアレだ。

さて、ハイレゾでクラシックを聴くようになってから、カラヤンの美味しいところ取り集やら何やらをほんのちょっとだけでも聴いてきて思ったのは、自分、ラトル好きだわ。たまたま分かりやすい曲ばかりを聴いているのかもしれないけれども、ラトルが振る音楽は聴き疲れがしない。曲によりけりで、多少退屈な部分があったとしても、それはラトルのせいじゃなくて、自分と曲との相性があまりよくないだけという話。

コープマンもラトルも、NHKの真夜中のBS番組でたまたま見たプログラムから好きになっているので、やはり第一印象でビビビと来たものは、大抵は信用してよいということになるのだな。結果論として。

ラトル指揮の音楽はe-onkyoが今月いっぱいディスカウントしているので、今月頭にもらったポイントを使い切るくらいの勢いで買ってしまおうかしら。あぶく銭と言っても、やはり安全牌に走った方が無難だものな。

さて。