初めて聴く1stアルバム。マライアの場合、ベスト盤で聴いてもバラードが並んでいる印象が強く、若干退屈に聞こえるのだけれども、少なくとも初期の作品に関してはアルバム単位で聴くと、曲にメリハリがあって結構楽しめるのだよね。
特にこの1stはこれ以降の2作では聴けないギターをフィーチャーしたロック寄りのチューンもあったりして、「あ、そうなの?」と言う新たな発見もあって結構楽しむことが出来た。音色と言いますか、作りは80年代の音を色濃く残した90年代初頭の音と言った感なのだけれども、逆にそこが今聴くと新鮮に感じられて面白い。
うん。自分にとってマライアはこの初期の3作があれば、それで十分だな。高校時代に全くもって響かなかった存在が、今になって響くとは。歳は取っておくものだ。